2019年3月の詩

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「鴉は群で飛ぶ
 鷲一人で飛ぶ」
 ルキノ・ヴィスコンティ
ルイスプラLuis Pla

鷲は飛ぶ 天国にいと近く

ペンがついに 数行を引掻いていき

ひとつの詩が来るのを 待ち

まだ その感覚を いぶかり

題名も 考えられない

孤独な 詩人のように

原作
ジャーメイン・ドルーゲンブロートGermain Droogenbroodt
原題
Eagle
日本語翻訳
すみくらまりこMariko Sumikura

ヨハネス・フェルメールJohannes Vermeer

残されたイヤリング

ささやきを 聞き漏らさないように

ため息と 交らないように

耳元に触れ うなじに指を這わして

ときめきに 色を変えたはずなのに

いつしか海に沈み 残された片方のイヤリング

遠くに心を澄ませ 失った夜の記憶の真珠を追う

原作
上村多恵子Taeko Uemura、日本
原題
残されたイヤリング
日本語翻訳
リボアル菜巳乃
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