フランダースの“フラメンコ”へ敬意を込め、世界的に有名なスペインのフラメンコギタリスト、セラニートがこの詩「インディアンジプシーウーマン」に触発され曲を書きました。2017年スペインアルテアのイタカでの詩的な夜のコンサートで詩と音楽が朗読、演奏されています。
ジャン リュック・ロペスJean-Luc Lopez

インディアンジプシーウーマン

無音の 彼女の細いシルエットは 床に触れない

浮かび アンクレットだけが 優雅な歩みに反して鳴る

(目を閉じる)

彼女がスペインのジプシー酒場にあらわれて 純白のソレアを ギターのブラシ演奏で情熱的に踊る

情熱、誘惑と色彩が渦巻き 眼も心も盲目に

裸足のダンスに 木のフロアさえ願望で震える

彼女の足踏み、スキップ、漂い 深紅のドレスを左へ振り、また右へ ちらほら一見を露にする

—それだけ—

夢でさえも見せない

原作
ジャーメイン・ドルーゲンブロートGermain Droogenbroodt
原題
The Indian Gypsy Woman
日本語翻訳
リボアル菜巳乃
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