月が御手伝いさんを呼んで
暗黒の円蓋に
輝く真珠を留めるとき
私に愛の詩を詠んで
風が優しく
樹々の樹上を揺さぶり
ロマンチックな小夜曲を奏でるとき
私に愛の詩を詠んで
波が曙光の中
喜びあふれる子供達のように
追いかけっこをするとき
私に愛の言葉を詠んで
伝達鳥のように
窓辺にやってきて
歌を歌い
あなたについて話してくれる
ひよことスズメたちに
世界で最も美しい愛の韻をささやいて
朝霧が
どこまでも続く草原の
まだ眠そうな花々を
軽く優しく目覚めさせるとき
私に世界で一番甘い愛の言葉を集めて
地平線の太陽が
果てしない抱擁で
海にキスをするとき
それからまた愛の言葉を私に詠んで