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地球上を歩く
地球上を歩く たった一人で 黒い杖を振り上げ 硬い、冷たい地表に 強く押しつける 地球の裏側の人々は このわずかな音を聞きとり 私の存在を感じるかもしれない
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地球上を歩く たった一人で 黒い杖を振り上げ 硬い、冷たい地表に 強く押しつける 地球の裏側の人々は このわずかな音を聞きとり 私の存在を感じるかもしれない
松の木は孤独に立つ 北の切り立った丘に 安らかに目を閉じ 氷や雪の白い毛布で 覆われている 松の木は椰子の木を夢見る それは東の遥か遠くにある 孤独でつらく声にならない唸り この今も燃えている崖
ツイッターなし フェイスブックなし メールなし メッセージなし
極めて賢いスマートフォンより 賢明なのは
沈黙
あなたから送られてきた手紙 黄色と赤の切手が貼ってあり 心の鉢に 植えました 毎日 水をあげたら あなたの手紙は 私の中で育ち 美しくて 悲しい手紙 あなたの匂いがする 手紙 もっと早くに するべきでした 遅すぎる 今ではなくて