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Wernin
心のカメラ
かつてなく、わたしたち自身の写真を撮る。
お互いに肩組をして いつも笑顔で 絶えず幸せの様子
永遠に続くのかもしれないと 見事な姿勢で自身を写し込む。
でもその写真に 心を埋め込めたら どうなるだろう?
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かつてなく、わたしたち自身の写真を撮る。
お互いに肩組をして いつも笑顔で 絶えず幸せの様子
永遠に続くのかもしれないと 見事な姿勢で自身を写し込む。
でもその写真に 心を埋め込めたら どうなるだろう?
リリアンへ
手が どれほど寂しいか 心が どれほど思慕しているか 不意に気づく時
意識的だったのかどうか 置き去りにした 場所や時間に どう帰ろう
君の眠りの 夢の戸口で 窓に映るような明けの明星が 君の顔に現れるのを静かに見つめて待つ。 海辺で 東に眼を凝らし 恍惚状態で不寝の番の時間を過ごし、 明け方の光に 浸かるのを楽しみにしている 瞑想する修行者のように。
私の眼で 少し開いた君の唇に花が開く 君の最初の笑顔を飲むんだ まるで花の蕾、 それが私の願い。
問題はこのように解決されると思っていた。 真夜中に来ないであろう最終バスを 駅で待つ人々の集団のように 最初の数人から、どんどん増える。 お互いに仲良くなり 共に全てを変えられ 新しい世界を始められる機会だった。
しかし散りじりに。 (恩寵の時は過ぎた。もう再び 起こらない。)それぞれが己の道を行く。 おのおのはまた 片面を上にしたドミノになり 繰り返し続くゲームで 合致するもう1片を探す